公認会計士になれる人、なれない人の差は努力の差でしょうか?それとも才能の差でしょうか?
合格するためのポイントも教えて欲しいです。

回答 2 件
私は、1年半で公認会計士試験に合格しました。
努力の差が8割、才能の差が2割だと思います。そして、才能の差は努力で埋めることができます。
公認会計士試験における才能の差とは、次の2点だと考えております。1点目は計算が得意かどうか、2点目は多くの論点を頭の中で整理する能力です。この2つの能力は、公認会計士を目指す以前に行ってきた勉強で培ってくるものです。
したがって、真剣に勉強するのが今回初めてという方も、努力で埋めていくことができるのです。
合格するためのポイントも2点あると考えております。1点目は講義や問題集に集中して取り組むこと。2点目は勉強の仕方をいかに自分なりに工夫できることです。
1点目は当然のことですが、これが全うできずに脱落していく人が半分います。反対にいえば、これを全うできれば上位半分に入ることができます。
そして、1点目の先にあるのが2点目です。一通りインプットができたら、いかにして自分なりに理解するか、そしてそれをテストで発揮できるかが勝負になります。その方法は、難しく考える必要はありません。「問題を3回解く」や「つまずいた問題は、解き方ノートを自作して、二度とつまずかないようにする」など、習得するための自分ルールを作ってください。
私は公認会計士であるとともに、以前、資格の学校T〇〇の主任講師を務めていたこともあります。(地方弱小校でしたが)
公認会計士試験に限らず、難関といわれる資格試験で、才能だけで合格できる人は皆無と思います。
反対に、努力ができない、努力をしない人の合格もほぼ皆無と思います。
既に回答されている半纏会計士さんとの重複は避けたいと思います。
独学はまず難しいと思います。理由は、これが、受験に必要な勉強なのか、そうでない勉強なのかの区別が、受験生にはつけられないからです。T〇〇なりO〇〇なり、それ以外でも構いませんが、予備校を利用することは必須と思います。
通学か、通信かについては一概にはなんとも言えません。勉強仲間は適度には必要かもしれませんが、通学の場合、仲間ができることによるメリットもあればデメリットもあります。「お茶しに行こうぜ」の誘惑がデメリットの最たるものです。
どの予備校に通うかとか、通学にするか通信にするかは方法論の際たるもので本質ではありません。
結局は、半纏会計士さんが指摘のとおり、必要なことを必要なだけやるしかないのです。できない人は落ちるしかありません。また、何が必要なのかについても自分で考えていくしかありません。問題が解けない理由は人それぞれだからです。最初は講師や先輩の真似で構いませんが、「自分に足りないところは何だろう」と考えるようになれば、「ここは少しはマシかもな」とか「ここは少し足りないのかもな」とかいうことが見えてくるようになります。
目指すのであれば覚悟をして目指してください。資格試験は皆同じです。
この質問の回答者

東京都
職業:会計コンサルタント 経歴:2017年3月 慶応義塾大学卒業 2017年4月 EY新日本有限責任監査法人入社 2019年7月 独立開業 在学中に公認会計士試験に合格し、大手監査法人で働いておりました。現在独立して、年商1億円程度の会社等を相手に会計コンサルティングを行っております。
