質問
2019/12/15 03:22 作成

税理士もしくは公認会計士の道に進もうか検討中です。どちらが、仕事内容、難易度、将来性、給料などの面で良いのか、詳しい方教えて下さい。

Hino
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回答 2 件
2019/12/19 07:20 作成
Job04510 税理士事務所勤務14年です
Job04510

税理士事務所勤務14年です

企業の会計業務のお手伝いだけではなく、ITツールを駆使した業務改善、経営講座、企業理念制定、等コンサルティングにも...

税理士と公認会計士のちがいってわかりにくいですよね。

私は現在、税理士事務所で勤務していますので、現場の観点から回答させていただきます。

ご質問の「仕事内容、難易度、将来性、給料」で言うと以下のような感じです。

仕事内容:資格の性質によって自ずと守備範囲が違ってきます(独占業務といいます)
 税理士 → 税務業務がメイン、税務申告書の作成や税務相談への対応、
       税務調査での立ち会い
 公認会計士 → 財務諸表監査がメイン、
         企業の会計処理が正しく行われているかをチェックする

難易度:これは資格取得のことをおっしゃっていると思いますが、、、
 税理士 → 5科目に合格すればよい、1年に一科目ずつ取り組むこともできる
 公認会計士 → 短答式4科目、論文式6科目を一度に合格する必要がある
 → これらは試験制度の違いであって、全体のボリュームやレベルは
   どちらもかなり難易度が高い

将来性:独占業務が法律で定められているため、法律が変わらない限りは需要が
    見込めるため、安定した収入があると言われています

給料:独立するか就職するかによって違う
 税理士:最近は勤務税理士も増えているが、多くは独立開業して顧客企業と
     顧問契約を結んで報酬を得るため、たくさんの顧客を持つと
     それだけ収入が増える。
 公認会計士:監査法人と言われる企業に就職して監査業務を行う場合が
       ほとんどであるため、給与が収入となる。
       しかし顧客は大きな企業であるため、給与額の水準は高い。

まとめると、税理士は税金に関わる仕事をするのですが、そのためには企業の会計や経理について把握している必要があり、毎月顧客企業を訪問して密接にその企業と関わることが多いです。そのため、顧客に対して細やかなサポートを行うことが得意な人、好きな人が向いていると思います。

公認会計士は、顧客企業の監査を行うのですが、大きな会社の監査をするということは高度な会計知識や複雑な会計処理を必要とされ、細やかに企業に接すると言うよりはもっと大きな視点でお客さんの会社の方向性や経営判断に関わるといったことがやりたい人が向いていると思います。

もちろん、税理士でも大きな税理士法人に就職して大きな会社の高度な税務に携わる人もいますし、公認会計士でも独立して監査を請け負って行く人もいますが、上記の分類は一般的な感じとしては間違えていないと思います。

それともう一つ、これは私が実感していることですが、ITやAIといった革新的な技術が、現在の税理士や公認会計士が行っている業務の一部を代替していくことはもう間違いないと思います。それでも税理士や公認会計士は無くならないでしょうが、報酬金額の下落や仕事の減少により、今までと同じやり方では生き残っていけないくらいの変革が必要な業界です。ですので、今まで言われてきている「税理士や公認会計士は儲かるよ」といった情報にはあまり惑わされず、大変な過渡期にある業種であることを理解しておかれたほうが良いと思います。


それぞれについて詳しく教えて頂きありがとうございました。とても参考になりました。

2019/12/19 17:59 作成
2019/12/25 09:44 作成
公認会計士税理士 中堅監査法人/中堅税理士法人 代表社員
公認会計士税理士

中堅監査法人/中堅税理士法人 代表社員

2003年に在学中に当時の公認会計士2次試験合格。在学中に正社員として大手監査法人勤務を経て2009年独立開業、中...

公認会計士兼税理士です。16年間この仕事をしておりますが、あくまでも私見でお伝えします。

①仕事内容
公認会計士は上場企業などの監査がメインで、複数人とチームを組んで年間5社程度の決算書をチェックします。
一方で税理士は中小零細企業の帳簿作成やチェックがメインで規模によりますが月に20社程度訪問します。
よって両者は規模の違いと、会計士はチェック側、税理士は作る側の違いがあります。

基礎としてはこのようなことをするのですが、会計士であれば買収調査、上場コンサルティング、国際会計コンサルティングなど、専門性を磨く人もいます。
大手になればなるほど監査がメインで、中小や個人になると後者や税理士を平行して行うことも多いです。

税理士はこのほかに資産税専門、医業専門、国際税務専門など、違いを出す人もいます。

どちらも今後ますます他との違いを出していかなければ生き残れない可能性があるため、専門化は加速すると考えられます。

②難易度
私は公認会計士に合格して税理士が付与されている身なのでやや情報に偏りがありすみません。

試験そのものの難易度(覚えること)で言えばどちらも難関でそんなに差があるとは思えません。
しかし、公認会計士は基本無職または学生が専念して受験する上に有名大学出身者もたくさんいます。税理士は働きながら受験する人も多く、公認会計士よりは有名大学出身者比率は下がります。
よって、公認会計士のほうが勉強時間や水準は高くなると思います。
ただ、公認会計士試験は暗記よりも論述や計算もたくさんあり、税理士は暗記が多いため、暗記が苦手な人は会計士試験のほうが向いている場合もあります(私がそうでした)

3:将来性
公認会計士になると自動的に税理士となれるため、迷われるなら公認会計士のほうが選択肢は増えます。一般企業への就職も実務経験に差がなければ公認会計士のほうが優遇されます。
しかし、税務中心で行きたいのであれば税理士をオススメします。

公認会計士試験に税法はありますし、実務でも「見る」ことはありますが、作りません。また資産税等を経験することはあまりありません。
一方税理士であれば試験で深く税法を学びますし、就職先での経験も即独立に役立ちます。

4:給料
公認会計士は学生であっても初任給は残業込みで600万円程度で、税理士事務所の初任給の倍くらいです。
ただ、大手でも伸び率はそれほど良くなく、独立したり大出世しない限り1000万円代前半でストップします。独立したり中小の代表になったりすれば3千万程度でしたらかなり見かけます。
税理士も勤めているだけでしたら一流企業には敵いませんし、あくまで独立してやっと資格に見合った給与になるのではないでしょうか。


この質問の回答者
Job04510
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税理士事務所勤務14年です
Job04510

税理士事務所勤務14年です

企業の会計業務のお手伝いだけではなく、ITツールを駆使した業務改善、経営講座、企業理念制定、等コンサルティングにも力を入れています。プログラミングスクールにも通って、Ruby on...

企業の会計業務のお手伝いだけではなく、ITツールを駆使した業務改善、経営講座、企業理念制定、等コンサルティングにも力を入れています。プログラミングスクールにも通って、Ruby on Rails も学びました。楽しくお仕事しています。

公認会計士税理士
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中堅監査法人/中堅税理士法人 代表社員
公認会計士税理士

中堅監査法人/中堅税理士法人 代表社員

2003年に在学中に当時の公認会計士2次試験合格。在学中に正社員として大手監査法人勤務を経て2009年独立開業、中堅監査法人代表社員就任。
現在は国際会計コンサルティング、IPO...

2003年に在学中に当時の公認会計士2次試験合格。在学中に正社員として大手監査法人勤務を経て2009年独立開業、中堅監査法人代表社員就任。 現在は国際会計コンサルティング、IPO監査を中心に活動をしつつ、大学講義、出版等幅広く活動中。

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