質問
2020/09/10 21:38 作成

中小企業の総務部で働いている者です。この度会社が大手企業に吸収合併されることが決まり、社内は待遇が良くなると盛り上がっています。
確かにその面は良いのですが、私のような総務の部門は吸収合併されてしまうと仕事がなくなるのではないかと不安です。
吸収合併の要件に職員を解雇しないことと約束してある。と社長から説明を受けていますが、本当に大丈夫なのでしょうか。
こういう約束は本当に守られるのでしょうか。またその期限はないのでしょうか。同じような経験がある方がいらっしゃればお話しを聞かせていただけませんか?

匿名
閲覧数:15
回答 1 件
2020/09/11 14:49 作成
相談可 佐藤 豪 外資系 執行役員人事総務総括・国家資格キャリアコンサルタント
相談可 佐藤 豪

外資系 執行役員人事総務総括・国家資格キャリアコンサルタント

長年、人事総務を担当しております。日本企業米系企業を経験して10年の米国勤務経験も有ります。10年程前にキャリアコ...

回答させて頂きます。私は今外資系人事総務を担当しております。過去10年間で、吸収合併2回経験させて頂きました。人事総務は経理と並んで大変忙しく、吸収合併作業においては中心的役割を果たす事になります。先ず貴殿と吸収合併の基本コンセプトを共有させて頂きたいと思います。
吸収合併とは、2つの企業が統合するにあたって、一方の企業を残し、他方の企業を消滅させ、権利義務のすべてを合併後に存続する会社に承継させる事です。実際上はほとんどのケースで吸収合併が選択される事が多いと思います。
一般的には吸収合併の際の当事者としては、「存続会社」と「消滅会社」の2つがあります。吸収合併における「存続会社」とは、文字どおり、吸収合併後に残る会社をいいます。「消滅会社」とは、存続会社に吸収される会社の事をいいます。正に、御社が消滅会社となります。存続会社はすべての権利義務を引き受ける事になり、当然「雇用」も承継されます。つまり貴殿の心配されておられる「吸収合併の要件に職員を解雇しないことと約束してある?」は守られる事になります。「吸収合併では、消滅会社の権利義務がすべて存続会社に承継されるため、雇用契約もそのまま承継します]
。また、この雇用契約の承継について、消滅会社の労働者からの同意を得ることは不要です。これは、全員の雇用堅持が条件ですので同意を得る必要が無いからです。
ただし、実務上、存続会社の雇用契約に合わせていくため、吸収合併の前に雇用契約の変更について合意を交わす場合もあります。その場合には、内容について書面で説明し、従業員の確認を取っておく必要があります。

ただし吸収合併後、業績の悪い会社を良い会社が吸収して合併するため、組織再編を伴います。消滅会社の部門すべてが残るわけではなく、同一部門が複数ある場合には統廃合の可能性はあります。これは、統合後経済状況・会社事情によってC&Bや様々な手当が変更になることもあります。ただし、労働条件の変更に関しては、企業側が勝手に行うことはできず、労働条件に関わる労働協約や就業規則の変更は、労働者や労働組合と事前に協議が必要です。その中で、労働条件が変更となる場合には、労働者にとって不利益な変更を含む場合は、特に個別の労働者への通知と、書面での合意が必要となります。
以上が少しでも参考になれば幸いです。大変忙しくなるとは思いますが、人事総務の方々にとっては大変やりがいの有る業務ですので将来のキャリアにとっても大変有意義と存じます。応援しております。
佐藤 豪


この質問の回答者
相談可 佐藤 豪
回答数 121
外資系 執行役員人事総務総括・国家資格キャリアコンサルタント
相談可 佐藤 豪

外資系 執行役員人事総務総括・国家資格キャリアコンサルタント

長年、人事総務を担当しております。日本企業米系企業を経験して10年の米国勤務経験も有ります。10年程前にキャリアコンサルタントの資格を取り皆さんにキャリア相談も行っております。グロ...

東京都 武蔵野市吉祥寺 

長年、人事総務を担当しております。日本企業米系企業を経験して10年の米国勤務経験も有ります。10年程前にキャリアコンサルタントの資格を取り皆さんにキャリア相談も行っております。グローバル人事・キャリア相談ならなんでもご相談受付ます。

メールで相談する
関連する質問
関連する質問