本務と兼務業務の件で相談させて下さい。今私は貿易会社の事務サポートを担当しています。最近、コロナ問題で売上が下がり人員が削減されたのですが、兼務業務が負荷され私の業務が増加しました。約倍になりました。給与増加は中々言える状況ではありません。会社には目標管理表は有り年2回面談も有りますが殆ど形式的になっています。10年働いていますので是非、継続したいのですがこのままでは転職も視野に入れています。助言頂きたいと思います。

回答 1 件

回答させて頂きます。私は現在、外資系人事で責任者を担当しております。矢張り、至る所でコロナウイルスの影響が出ていると痛感しております。貴殿のご質問「兼務業務が負荷され私の業務が増加しました。約倍になりました。給与増加は中々言える状況ではありません」ですが、大変事情は理解できます。
弊社も含め、一般的な日本企業は「短期間ないし、少量の兼務業務は給与増加や職位upは行わない」が通例になっておりますが、貴殿の様に従業員の退社に伴い、現業務が倍増している事を勘案すると十分考慮に値すると考えられます。従いまして以下のステップで会社と相談される事をお薦め致します。
1. 相談する前の情報・データ収集
(1) 兼務業務が負荷された日時の確認
(2) 兼務業務内容(項目)と業務の負荷量(1日または週単位時間)
(3) 誰からどの様に!いつまでと言う期日が有ったか。
2.1.の情報を踏まえ先ず上司に相談・依頼
(1)ご自身で兼務を外して欲しいのか、どの程度なら許容範囲なのか(業務負荷分 は残業手当でカバーできるか?)
(2)兼務業務が継続的であれば、給与増額交渉を行いたい事を正式に通告する。
*この場合は期初に設定する、目標管理表の業務目標項目の追加を双方了解し て、職位変更や業績給の支給拡大範囲交渉を行う。
(3)上記2点が全く、無視された場合は人事部に相談して会社対応のサポートを打診 されてください。人事部は最初は守秘義務は守りますし、貴殿の上司と相談の 必要が有れば貴殿の許可を得て相談されますのでご安心下さい。
以上ステップを踏まれ、会社の反応を勘案し、現職を継続するのか、別の機会
を模索するのかは貴殿の判断に因ると思いすが、くれぐれも新しい職場が決ま
る前に退社等されない事を強くアドバイスさせて頂きます。理由としては今後 新型コロナウイルス蔓延の経済影響は想像を絶する事が予想されております。
従いまして、今期の経済はマイナス成長は確実で来年度も大変厳しい企業経営 状況は必至ですので雇用確保は大変大事な自己防衛手段と考えます。
以上が少しでも参考に成れば幸いです。
佐藤 豪
この質問の回答者
東京都 武蔵野市吉祥寺
長年、人事総務を担当しております。日本企業米系企業を経験して10年の米国勤務経験も有ります。10年程前にキャリアコンサルタントの資格を取り皆さんにキャリア相談も行っております。グローバル人事・キャリア相談ならなんでもご相談受付ます。