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人との繋がりを大切にし、幸せの意味を追求、ビジネスでも成功し活躍し続ける女性企業家にインタビュー

2019.05.30

 

橘 美沙 - Tachibana Misa

株式会社テンプラス エージェンシー 代表


  ───  簡単な自己紹介をして頂けますか?

今は株式会社テンプラス エージェンシーの代表として、デザインを中心にさせてもらっています。例えば名刺やチラシ・選挙のポスター・看板・のれんなど色々と制作しています。趣味では投資やイベントの企画をしたりしています。最近では経営者の方々と伊勢神宮のツアー企画をしまして、お酒を飲みながらビジネスの話で盛り上がってとても楽しかったです。

  ───  メインがデザインということですが、特徴があれば詳しく教えていただきたいです。

私は色の資格を何種類か取得していまして、色彩検定やパーソナルカラーという資格なんですが、例えば、この人の肌色とか、この人に似合うカラーは何色なのかなど、色の提案をすることができるんですね。例えば飲食店であれば、年齢や性別など狙いたいターゲット層が違うと思うんですが、そのターゲットに合わせて、色の提案だったりとか、人の色の心理を使ったデザインを提案することができます。

  ───  なるほど、具体例があったら教えて頂けませんか?

例えば、ラーメン屋さんに関していうと、単価が800円〜1000円くらいで、回転率を上げたいという要望があります。なのでお店の中に赤が多かったりするんです。椅子とか壁とか。なぜかと言うと、赤は興奮を促す色なんですね。闘牛もそうなんですけど。自分自身で意識していなくても人の本能的に赤っていうのは目立ったり、つい目に入ってくる色だったりするんですね。なのでなかなか落ち着きにくいカラーとも言われているので、寝室にあんまり赤を置くと、睡眠に効果が得られないと言われています。なのでラーメン屋さんは赤を配色することで、心理的にその場所にずっといたくなくなり回転率が上がるということです。

  ───  なるほど、考えられていますね。

そうですね。オバマ前大統領やトランプ大統領もそうだと思うんですけど、ネクタイずっと赤色だと思うんですよ。そういう所まで考えて着ているのかなって私は推測しますね。

  ───  興奮させるということですか?

要は目立つカラーですよね。注目を集めるための。

色もそうなんですけど、この世の中のものはいろんなものがマーケティングされているなと思います。例えば缶コーヒーとかでもそうなんですけど、パッケージをみて、「あ、このコーヒー売れるな」とかわかったりしますね。ブルーマウンテンとか青・赤・ゴールドがあると思うんですけど、絶対ゴールドを選ぶ人が多いと思います。ゴールドは高級感がありますし、人って絶対得な方を選ぶので、少しでもいいものを無意識的に選ぶ傾向があったりしますね。他にもいろいろあるんですけど。ポテトチップスのパッケージで人が無意識に選びやすいものだなとか、恋愛の本は絶対ピンク系が多いなどですね。なので、そういう知識を使って名刺やチラシのデザインの提案もすることができます。

  ───  ずっとこのデザインに関わる仕事をしてきたんですか?

もともとは某百貨店で化粧品の販売員をやってたんですよ。毎月ノルマが一人150万ぐらいあるっていう世界で。毎朝、売上順位を確認するっていうのが恒例行事でした。最初の1年ぐらい全然売れなかったんですが、その時は販売員に向いてないのかなと思いました。でもよく考えてみると周りのせいにしてたなという風に気がついて、例えばこの店舗が小さくて集客できないから自分のノルマが達成できないとか。要はそうではなくて、自分自身が現状に責任を取ってなかったなと気が付きました。例えば商品のPRの方法ですが、いかに商品の効果を伝えようかとか、人が欲しくなるようにどう伝えるかが重要だと思ったりとか、他にも店舗の中の立ち位置によって、集客方法が変わってくると気が付いたので、そういったことを改善することで、3ヶ月でお店のナンバーワンになって、全国で800人中の30番以内のトップクラスになりました。これを2、3年やっていて。やめるまで1番であり続けましたね。一回1番になると、1番になるコツがわかるんですよね。

  ───  それは教えてほしいですね(笑)

もし、目標を達成できない自分がいるとすると、それはその周りが悪いのではなくて、本人も悪いんじゃなくて、やり方を間違っている可能性があるし、遠回りしていたり、工夫をもっとする必要があると思います。とりあえずはトライして、それで結果が出たら、それに対してまたどうなのかっていう感じで見ていくんですね。そうすると次に見えてくるものがあると思います。

  ───  始めは周りのせいって思っていたのが、自分の工夫の仕方とかやり方に目線が変わったきっかけってあったんですか?

一度真剣に、本気で仕事に取り組んでみようと思ったのがきっかけですね。他のとこに転職しても同じ繰り返しかなと思ったので。しかも今思うと、毎月給料をもらいながら実際に学べる環境はすごい得だなって思いますね。

  ───  そういった経験を経て今の仕事につながるわけですね。今の株式会社を立ち上げるのは大変でしたか?

全然そんなことないですよ。実は今もう一つ会社を立ち上げようとしているんですよ。登記申請中で東京の法務局に書類を送ったりとかしています。海外不動産投資や人材のプロデユースなどしたいと考えています。

  ───  すごいですね!そのバイタリティの源はなんですか?

それはあくまでもゲームって感じで考えています。私は特に欲しいものとかはないので、お金って訳ではないんですよ。そういったことを色々みんなでやったりするのが好きなだけで、不動産はやったことないからやりたいなって、それだけですね。お金は持っても持たなくてもどっちでもいいんですけど、不動産やるんだったら持たないとできないじゃないですか。

  ───  ゲーム感覚なんですね。

そうです。私の中で人生のゴールは人との繋がりかなと思っていて、お金ばっかり求めても死ぬ時にはむなしいかなって私は思っているので、人と関わってビジネスをやるのがゲーム的な感覚で面白いと思っています。

  ───  なるほど、では、仕事を通してどんなことをしていきたいですか?

この世の中、何か人のために生きないという思いがあり、自分が人に対してできることは何かって考えることって重要かなって思っていています。以前にカンボジアに行って、寄付したことがあるんですが、だからこそ今自分が日本に生まれてこういう生活させて頂いているっていうのは何か意味があると思っています。こういう生活がしたいけど、なかなかできないっていう方に、なにか物あげるのもそうだと思うんですけど、その子たちが生きのびていくために何が必要なのかをもうちょっと洗い出して、それを一緒に構築できるような形がいいかなって思っています。

どっちかというと、この世の中って物質的かなって思っていて、例えば車とかお金とか、いい家に住みたいとか、美味しいご飯食べたいとかあると思うんですけど。例えばフェラーリが欲しくて買うまでの喜びってあると思うんですけど、手に入れてからは喜びってだいたい減少していくのかなって思うんです。こうなったときに、「本当の幸せって何なのかな?」って。物を手に入れても、結局は別の色のフェラーリが出ましたってなったらそっちの方に目移りするじゃないですか。個人の自由なので別にいいと思うんですけど。でもそれが結局繰り返されて、繰り返し続けて死ぬのが、どうなのかって思いますね。

  ───  とても深いですね。

本当の幸せって何なのかなって考えたことがあって、それは、自分が今この時を幸せって思えることなのかなと思います。どんなことでも。例えば、つまずいてケガした。でもこれが本当に自分が不幸せかというとその人の見方次第なのかなって。血が出たけど、「骨折しなくて良かったな」って思うのか、「何でこんなところに石置いてるの!」って思うのか、本当にその人の心の持ちようで幸せの度合いって変わってくるのかなって思いますね。だから、うまくいかないことがあっても、すごくいいなって思いますね。それって「自分のやり方が間違っているよ」って教えてくれているシグナルだと思っているので。

  ───  では最後に一言お願いします。

どんな仕事でもボーっとしているよりも、何か得て帰ろうって考えです。生きているからこそ自分のやりたい事をどんどんやっていって、成功も失敗も自分の概念の話なので、何でもチャレンジしてその時の感情を体験したらそれでいいかなと思います。”死ぬこと以外は全部かすり傷”って感じです。なので仕事はリタイアしたくはないですね。リタイアしたらヒマになるかなと思ってて。せっかくの人生、ボーっとするのはもったいなく感じますね。

 


インタビュアー:Hamashima Hiroyuki

元小学校教諭のコーチングファシリテーター、インタビューといったウェブメディア事業の企画担当


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